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2022年6月5日 : 馬淵睦夫の著書「ウクライナ紛争 歴史は繰り返す」を斬る

多くの方の要望がありましたので、馬淵睦夫氏の著作「ウクライナ紛争 歴史は繰り返す」の間違い、根拠なき決めつけなどを指摘させて頂きます。幾つかピックアップして批判しますが、全部はできませんので、前もってご了承下さい。なにせ、前書きと序章だけでも30数か所ありましたので、全部はとてもできません。

早速・・・

検証1 3頁5行目~4頁11行目

「実は第二次世界大戦の前にナチス・ヒトラーが世界侵略を企てているとの根拠なき誹謗中傷が欧米のメディアで連日のごとく繰り返されていました。米国のルーズベルト大統領や英国の有力政治家チャーチルなどはヒトラーとの戦争は避けられないと決めつけて、折から行われていたドイツとポーランドとの交渉においてポーランドが決してドイツと妥協せず、戦争するように執拗に働きかけていたのです。ヒトラーはベルサイユ条約によって不当に奪われたドイツ領の回復を目指していました。武装が禁じられていたラインラントへの進軍から始まって、同じドイツ民族国家であるオーストリアとの合併、チェコ・スロバキアのドイツ系住民の居住地域であるズデーデン地方の併合などを経て、最後の領土回復要求であるポーランドとの交渉に臨んでました。ヒトラーの要求は極めて寛大でした。・・・・中略・・・この寛大な要求をポーランドが呑めないはずはありません。しかし、ポーランドは最後まで妥協しなかったのです。」

・・・・このように書かれています。軍事侵略したドイツの事は一言も悪くは言っていません。それどころか領土の奪取を「極めて寛大な要求であり、ポーランドが呑めないはずはありません」と言っているのです。武力で国境を変更しようとすることを「寛大」とは、何という言い草でしょうか。

大戦で敗北しベルサイユ条約で決められた国境を「不当に奪われたドイツ領の回復」と言っています。条約で決められた国境は、武力で変えようとしてはいけないのです。当然のことです。

また、「ナチス・ヒトラーが世界侵略を企てているとの根拠なき誹謗中傷」と言いますが、根拠があったから、ポーランドに情報を伝えたのです。そして、その情報は正しかったのです。

「ドイツとポーランドとの交渉においてポーランドが決してドイツと妥協せず戦争するように執拗に働きかけていたのです」とも言っています。しかし、このアメリカの働きかけは当然です。戦わないと言うことは敗北を意味します。領土は奪われ、再び領土が戻ることは無いでしょう。これを「黙って見ていろ」というのでしょうか?到底認められません。中国が台湾を武力侵攻し沖縄も武力侵攻されたら、「黙って見ていろ」というのでしょうか?

・・・・皆さんは、これらの件について、どのように思いますか?

初っ端から、この調子です。

今日は、ここまでです・・・。

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