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2013年4月15日 : 4時間20分の相談電話。終わったのは夜中の2時でした。

昨夜のこと、21時39分電話が鳴った。受話器を取ると、相談の電話。電話の主は九州の人。この方、数時間前にも電話してきて、女性社員に1時間以上相談している。
きっと、奥様を亡くされてから喪失感で気力が失せたのでしょう、本人曰く「以前なら、テキパキと決められたのに、今は決断できない。だから、相談も堂々巡りで一向に決まらない。同じことを何度も繰り返す・・・こんなことでは、嫌われるのは良く分かっています。でも、分かっていても決められないのです。」そういう内容を間に挟みながら、法事の事、宗派のこと、戒名のこと、相続のこと、親族のこと・・・・話は、延々と続く。話自体は論理が通っている。説明も上手。だから、頭脳は明晰で優秀な方の様子。
しかし、話しが終わると、夜中の2時。なんと4時間以上も話していたことになる。
いろんなところに相談の電話を掛けたが、あまりにも長く堂々巡りなので、断られていたようです。本人も最後に「長い時間、ご迷惑をかけました、余程心の広い人でないと、私の相談は受けられません。ありがとうございました」と実に丁重なお礼の言葉を言ってました。「そして、また何か相談事がありましたらお願いします。また、法事など、お願いできるときは御社にお願いします」と、言って電話を終えた。
これも、グリーフケアなんでしょう。喪失感が人格も変えてしまったようです。

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