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2012年4月30日 : 19歳の喪主

キリスト教会から葬儀依頼の電話が・・・。斎場で待ち合わせ打ち合わせを始めた。話しを始めると複雑な状況が見えてきた、故人は元経営者、奥様は外国人。子供は19歳の長男が一人。宗派が気になり・・・「宗派はどうなりますか?」と聞いた。と言うのは・・・奥様はキリスト教だけれど、他は皆そうではない。キリスト教で葬儀をするのか?仏式か?
更に聞いてみた「お墓はありますか?」すると「ハイ、あります」で、また聞いた「それはお寺の墓地ですか?」「そうです、お寺にあります」・・・「アッ・・・そいうですか、じゃあ、菩提寺ということになりますから、仏式でしないといけないでしょう。」「そうですか」「ハイ、もしキリスト教でやったら、住職がお墓に入れない・・・って言うかも知れません」「そうなんですか」「キリスト教でやるなら納骨も教会の納骨堂へ入れるつもりでないといけません。お寺と揉めても構わないと覚悟していれば、それでもいいですけれど・・・他の親族と揉めるかもしれないです・・・。」「それは、困りますね・・・」という事で仏式になった。
「喪主はどなたになりますか?」と聞くと「息子です」と奥様が息子を見つめる。聞けばこの長男まだ19歳・・・結局、宗教の違い、国籍の違い・・・等が親族との折り合いを複雑にしている様子。でも、この19歳の長男・・・立派に打ち合わせをし、自分でちゃんと決断していました。19歳にしては立派でした。

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