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2022年6月8日 : 「歴史は繰り返す」検証4

「歴史は繰り返す」著書の検証の続きです。

検証4 37頁16行目(最後の行)~38頁11行目。

「NATOの東方拡大がロシアとアメリカの数度にわたる合意(口頭によるもの)にも拘わらず、1999年以来2020年まで5波にわたって行われ、この間にポーランド、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニアなどの旧東欧衛星国、ソ連邦の構成共和国であったバルト三国、旧ユーゴ構成諸国などの加盟によって、ロシア国境沿いにNATO軍が直接対峙する事態となっていたのです。加えて、ウクライナのNATO加盟が日程に上るようになったのです。

これにより、ロシアに対する軍事的脅威が飛躍的に拡大し、ウクライナが対ロシア軍事攻撃の前線基地化する事態が迫っていました。超音速兵器を使えばわずか4~5分でミサイルがモスクワに達する状況にまで追い詰められていたというわけです。

以上の差し迫った危機に対処するため、プーチンはウクライナに対する先制攻撃を決意したものと考えられます。政治は結果責任です。プーチンとしてはロシア国家と国民をウクライナからの軍事攻撃から守るために、世界の批判は承知の上でやむを得ずウクライナ軍事特殊作戦を決断したということでしょう。」

・・・・このように書かれています。何という言いぐさでしょう。NATOの拡大、と言いますが、そのようになった理由はロシアにあります。

ソ連邦解体後、ウクライナは核を放棄し、その代りに、英米仏ロはウクライナを護ると約束したではありませんか!(ブタベスト合意)その後、ロシアは、チェチェン、モルドバ、ジョージア、カザフスタン、クリミアに軍事侵攻しました。そのため、旧東欧諸国はロシアに脅威を認識し、自国を護るためNATOに加盟したのです。全部、自分が蒔いた種です。それを、他国のせいにする、卑怯な「責任転嫁」です。ロシアに「自国民を守る責任」があるように、ウクライナや旧東欧諸国にも「自己民を守る責任」があるのです。当然のことです。

全く、軍事侵攻の理由にはなっていません。手前勝手な理屈です。

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