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2013年2月26日 : 自分で戒名を付けた・・・

問い合わせの電話が入った。この方、自分で戒名を付けたという。念のため、その戒名を聞いてみた。すると、その方「慈愛院〇〇〇〇大姉です」という・・・。自分で付けたものだから院号もつけるし、大姉も付けてしまった。つまり、ほとんど最高位の戒名になっている。
これを僧侶が聞いたらさぞ驚くことでしょう・・。院号はお寺に対してかなりの貢献をしたひとに付ける称号。例えばお寺を建てたり・・・とか。なので、僧侶が聞いたら・・・驚天動地、空前絶後、前代未聞・・・といったところでしょう。知らないから付けられる・・・のです。戒名には日蓮宗が付ける「日」もないし、浄土宗が付ける「誉」のない・・・だから、「日蓮宗や浄土宗、浄土真宗でなければ、名前自体はさほど違和感はありませんよ」と答えた。そして、更に続けた「戒名とは、出家して仏弟子になり、その時に頂く名前のことなんです。そして、お釈迦様から続く系譜があって、その系譜に入るために資格を持った僧侶から頂くものなのです」・・・・と説明した。すると、呑み込めないらしく「エッ・・・・」と言うだけ。どうやら、基本的な知識がないため、とんでもないことを聞かされた・・・・という感じ。
それで、もう一度かいつまんで説明した「戒名は僧侶が付けるもので、お釈迦様の系譜に入るのですよ」「はあ・・・そうですか」分かったのかどうか疑問です・・・。こういう人は、後で家人に説明するときは「なんかいろいろ言ってたよ」で済ますのだと思う。
そして、その方、「葬儀の時にお寺さんを読んだら問題になりませんか?」「そうですね、菩提寺なら問題ですが、葬儀社が紹介した僧侶なら問題ないと思います。でも正式なお釈迦様の系譜にはいるものではないですよ、違法ではありませんが」と、お答えした。
その時の返事も・・・どうやらわかっていない様子・・・やはり基本がわかっていないから聞いても十分に理解できない・・・・そりゃそうだ、わかっていたら自分で戒名など付けたりしません。

 

 

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