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2012年10月16日 : 村八部・・・・という意味

村八分・・・と言う言葉がある。この言葉の意味は、葬儀と火事以外は相手にしない、仲間はずれにする・・・・という意味。つまり、どんな悪い奴でも、どんなに嫌われ者でも、葬儀と火事は協力する・・・ということ。火事なら当然、みんなで消火に躍起となる、延焼は避けたいから。そして、葬儀は、「死」というものの生理的現象にたいし、そこから派生する物理的処理、さらに浄土、天国へ送るという厳粛な儀式にたいし、誰もが謙虚に協力しよう、死んでしまえば「仏様」という感情をもつからである。
だから、伝統的に、葬儀が発生すると、無条件で近隣の人たちは協力をしてきた。交番に届ければ、道路に駐車も許されてきた、いまでもそういうところは多い。
ところが、最近はこのようなしきたりが失われてきた。数か月前、自宅で葬儀を施行した時のこと。車を自宅の脇に止めて作業を始めた・・・特に邪魔になるような場所ではない。しかし、その車を留めた近くの住人が出てきて「邪魔だから動かしてくれ」と言う。他に車を駐車できる場所はない・・・。パーキングすらない。なんとか対処して無事過ごせた。一方、告別式当日は予定以上の参列者が押し寄せ、門の前は、参列者で溢れた。すると、前の家の方が出てきて、「暑いから、こちらの家の中で休んでください」と、参列者を自分の自宅に招き入れてくれた。後で、このことを聞き、すぐに、その家に伺い、お礼を述べ、返礼品もお渡しした。しかし、そこの家人は「気にしなくていいですよ、当たり前のことですから」と、笑顔で答えてくれた。対照的な2軒の家人の対応であった。

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