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2019年10月25日 ： 立派な韓国人に出会った
立派な韓国人に出会いました。
キリスト教会から、葬儀事前相談の依頼の連絡がありました。
危篤状態にある女性の、妹さんとお嬢さんが相談に来られました。・・・韓国籍の方です。
実務的な説明の後、安めの見積書をお渡ししました。
後日、教会の伝道師から電話があり「妹さんは、昨年、自分の会社が潰れて、経済的に大変なんです。大杉さんもビジネスでやっているので、妹さんは『もっと安くして』とは言えなかったのです・・・もう少し、安くしてもらえませんか」と言うものでした。…
直ぐに、値引きした（かなり）見積書を郵送しました。
・・・数日後、納骨の件で相談があったのでご自宅に伺いました。その時に聞いた話です。
妹「安くしていただいてありがとうございます。大杉さんがビ
ジネスでやっているので、私は言えませんでした。」
「値引きした見積書をみて、姪が『こんなに安くして、葬儀
の手を抜くんじゃない？』と言いました・・・・私は、言
い返しました。『お前！ここをどこだと思っているんだ。
韓国じゃないよ。日本だよ！日本人はそんなことしないよ
。花の本数を減らすとかの調整はするだろうけれど、手を
抜くようなことしないよ。それが日本人だよ。』」
私は、思わず、手を差し出し握手をしていました。
その方は、政治家の秘書をしていたこともあり、家具の上にはマルコス大統領夫人のイメルダ夫人と並んで映っている写真が飾られていました。
後日、地味ながら誠意を込めて葬儀を施行させて頂きました。
故人の妹さんと、お嬢さんから丁寧な「感謝の言葉」を頂きました。
