東京都豊島区の葬儀社、株式会社中央セレモニーが運営するＨＰです。

先日の葬儀。フィリピン人の女性が亡くなった。施主は日本人の夫・・・火葬場に向かう車中でお聞きしたこと。
この夫婦は結婚をしたが、故あって離婚した。・・・・１８年後、夫は病に倒れ半身不随となった。すると、妻だった女性から連絡があり「生活が大変でしょう？世話をするから私の家に来なさい」と言った。驚いたが夫は、その言葉に甘えて、離婚した妻の家に行き同居した。
女性の介護は献身的で愚痴も云わず、男性の身の回りの面倒を見続けた。風呂から出れば、身体を拭き・・・爪が伸びれば爪を切る。眉毛が伸びれば眉を切って整える・・・。やがて、二人は再婚した。
しかし、今度は妻に病魔が遅いかかり、妻が「末期の乳がん」であることが判明した。そして、４月末に永眠することとなった。
夫は、落涙しながら「妻には、１０００回でも２０００回でも、何かいでも、『ありがとう』と言いたい、何度言っても言い足りない・・・素晴らしい女性でした」と呟いた。…
心だけでなく、心身共に綺麗な女性でした・・・。