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2013年1月15日 : 藤田嗣治の弟子後藤後(ごとうのち)について

日本の画壇で名の通った画家と言えば、藤田嗣治、熊谷守一、東山魁夷、平山郁夫・・・などであろう。そして藤田嗣治の弟子に後藤後という画家がいる。二科技塾の時代に藤田嗣治や熊谷守一に出会い。藤田がフランスに渡ると後藤も渡仏し、藤田の学校に入学し絵を学んだ。後藤がフランスで描いた絵には、藤田の筆のタッチを思わせるものがある。
後藤後はカラユキさんを見る機会が多かった、そして、戦時中には慰安婦を多く見てきた。明日、死地に向かう青年は最後の一夜を慰安婦と共に過ごす。
死地に向かう青年も使命感と悲壮感を持って出て行くが、見送る慰安婦も悲しい・・・。
後藤後はこの慰安婦を描いた。裸婦であるが・・・皆、泣いていたり、悲しんでいる。あるいは骸骨を抱いている。それはその戦時中の異様な背景を知ることによって初めて理解することができる。そして、見る人はエロスではなく、不可思議な悲しみを感じる。
1月13日から19日まで、有楽町駅前の交通会館地下1階ゴールドサロンにて、展示会を行っている。後藤後のたった一人の弟子「東丘いずひ」と共に師弟展として二人の作品が展示されている。

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