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2013年9月24日 : 無駄な作法も多い・・・

葬儀のマナーにもいろいろあるが、かなりの部分は塩月弥栄子氏が書いたマナー本の中身が、そのまま教科書になってしまったようである。京都に生まれた塩月氏が、「葬儀のマナー」を決めたようなもの・・・。このマナーの中で無視してもいいものがかなりある。
先ず、香典やチップなど葬儀で使用するときの紙幣は、新品の「ピン札」ではなくて、皺のついた古い紙幣を使うというもの。・・・・このマナーにどのような意味があるのか?全く不明である。・・・・推察するには、ピン札だと・・・前もって準備して待っていたみたいだから・・・というもの。そう大した意味合いは無いように思われる。貰う方は「ピン札」がいいに決まっている。それに、江戸時代などに地域だけで流通した紙幣を使ったことがあるようだが、本格的に紙幣が使用されるようになったのは、明治に入ってから。・・・ということは、このマナー自体明治以降のことだったということになります。やはり、無視していいでしょう。
もう一つ、「重ね重ね」とか「続きまして」の重ね言葉は「死が重なる、続く」ということで忌言葉とされてきた。しかし、重ね言葉には他にも沢山ある。常々、重々、軽々と、生き生きと、隅々まで・・・・切りがない。これらがダメなら、感嘆に言葉を喋れなくなってしまう・・・・司会でも、「続きまして」の言葉がだめとなると、結構やりにくい・・・。だから、多くの業者は気にせず、平気に使っているのが現状。・・・・私も、同様、いずれのマナーも無視しています。いずれ、忘却される作法だと思う。

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