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2015年3月14日 : 戦艦「雷」・・・英国戦艦乗組員を全員救助

1942年2月のこと。英国戦艦「エンカウンター号」が沈没した。場所はジャワ島北東部。400名以上の乗組員が海に放り出されたが、漏れ出た重油が目に入って、目が見えない状態。船の残骸にしがみつき、海を漂っていた。しかし、20時間もそうしていると、体力も消耗し限界に・・・。すると、そこへ、1隻の船が通りかかった。救助を求めようとしたが、その船は、敵国「日本」の戦艦だった。皆、「殺される」と慄いた。その戦艦は「戦艦、雷(いかずち)」艦長は工藤俊作少佐だった。雷の燃料も少なくなっていて、帰路を急いでいたが、工藤艦長は、直ぐに指示をだした「救助の旗を揚げろ」「全員救助」・・・・20時間も海を漂っていた英国人たちは、体力が限界だったため、差し出したロープを掴むこともできなかった。すると、それを見た日本の戦艦乗組員は海に飛び込み、一人一人救助した。遂に、422名全員を救助した。日本人の乗組員は200名・・・倍以上の英国人兵士の数だった。
そこに、工藤艦長が来て言った。「諸君は勇敢に闘った、名誉あるゲストである」
英国人兵士に水と食料を与え、休養させた。英国人兵士は「皆殺しになる」と恐れていたが、あまりにも優しい日本の兵士の態度に「武士道」の素晴らしさを見たのである。
このとき、救助された兵士の中に「サムエル・フォール少尉」がいた。彼は、戦後、「サー」の称号を与えられた。2003年、2月26日、彼は「日本軍に感謝の言葉を伝えたい」と言って、日本を訪れ自衛隊に感謝の言葉を伝えた。
日本の武士道はかくも美しく世界に感動を与えている・・・。

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