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2014年11月18日 : 太陽の下で納棺

昨日のこと。6年前にお葬儀のお世話をした方から電話。「父の時もお世話になりました。今度は母が亡くなりましたので、お願いいたします」この方は、散骨をする有名な会に所属している・・・。事前相談もしているかた。すぐに事前相談者の名簿を出してみた・・。こういう方は大抵が「直葬希望」・・・案の定「直葬希望」でした。遺言も作っている。病院は川越にある病院。チョット遠い、火葬場も所沢斎場・・・滅多に使わない火葬場。
14時30分に病院到着。霊安室で打ち合わせをし、そこで所沢斎場に電話して火葬と保管の予約を済ませた。ところが斎場係員が言うには「市役所で許可証を貰い、火葬料の支払いも済ませてから16時30分までに来てください」という「16時30分に間に合うならいいです」という。時計を見ると15時チョット前・・・何とか間に合いそうだがギリギリ・・・。「間に合わせますから」と返事して、直ぐに遺族に印鑑を自宅に撮りに行ってもらった。私たち業者と喪主は市役所へ直行。要件を済ませて火葬場に着いた。この時点で16時15分。係員に「霊安室で納棺してよいですか?」と訊ねると・・・何と「納棺してから来てください」と言う・・・「困った」。喪主に相談した・・・結果。斎場の駐車場の車の陰で納棺することになった。長い葬儀社の経験でも初めてのこと。さっさと棺を組み立て、遺体を納めた。太陽の下で・・・。再び斎場に行くと16時25分。霊安室に治めるとちょうど16時30分・・ギリギリ間に合った。
喪主夫婦に「駐車場で納棺したことが、心残りです、申し訳ありません」と言うと、「てきぱきとやっていただいて助かりました、時間にも間に合ったし」と言ってくれます。更に「あれは的確な判断でした。ありがとうございました」とも言っていただきました。・・・・葬儀はいろんなことが起こりますが、知恵と工夫で乗り越えるしかありません。「喪主も人柄のよい方」だったのでできたことです。
「そんなこと・・・考えられない」と、葬儀社の方は思うことでしょう。
一つの伝説です・・・。

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