中央セレモニー トップページ > 他意はござらん・・・
2018年3月5日 : 他意はござらん・・・
電車の中で、浅田次郎の「壬生義士伝」を読書。—-南部藩武士が、血だらけになり、南部藩藩邸に辿り着いた。手には、血にまみれ、刃こぼれし、曲がった刀が、—-鞘にはおさまらない。門番は「先ずは、刀を収めよ」と言うと、武士は「他意はござんせん」と答えた。—-と、そこで、池袋駅に到着。席から立ち上がり、扉に向かおうとすると、左から来た男性の身体が手にぶつかり、前の女性の肩に当たった。—-思わず言った。「他意はござらん」